市川崑

イチカワコン 市川崑

プロフィール

映画監督。1915年、三重県宇治山田市(現・伊勢市)生まれ。アニメーション、人形劇映画を手がけたのち、1948年に『花ひらく 眞知子より』で監督デビュー。新東宝・東宝・日活・大映などの映画会社をまたいで活躍。『プーサン』などの風刺コメディーを経て、『ビルマの竪琴』(56)でヴェネチア国際映画祭サン・ジョルジオ賞を受賞。以降、『炎上』『鍵』『野火』『おとうと』『黒い十人の女』『私は二歳』『破戒』『太平洋ひとりぼっち』『雪之丞変化』『東京オリンピック』『股旅』『犬神家の一族』(ほか金田一シリーズ)『細雪』『四十七人の刺客』『どら平太』など70数作におよぶ映画のほか、TVドラマ、CMも演出。光と影による映像美と、大胆で緻密な映画技法を駆使した作品は、現在も多くのファンを魅了している。2008年逝去。