最新の書籍情報や、
イベント情報などをお届けします。

シモーヌ・ヴェイユ シモーヌ・ヴェイユ
プロフィール
Simone Weil(1909-1943)
パリのユダヤ系の家庭に生まれる。非常に知的な家庭環境で育ち、二年飛び級で中学に入学、さらにアンリ四世高校という名門校に進学してアラン(『幸福論』)から哲学を学び、多大な影響を受ける。高等師範学校卒業後、フランス各地の国立女子高等学校で哲学を教えつつ、組合活動などの社会活動も並行して行い、労働者の実態分析のため工場労働に従事するなどした。また戦争の実情を知る目的でスペイン内戦にも参加、重傷を負う。世界各地の宗教思想を研究し、神秘体験も得る。第二次世界大戦が始まると家族と共にアメリカへ亡命。しかし単身で戦闘の続くヨーロッパに帰り、レジスタンスに従事する。すでに結核に侵されていたため、34歳の短い生涯をイギリスで終えた。