超訳 カーネギー 道は開ける

超訳 カーネギー 道は開ける

著 | デール・カーネギー
訳 | 弓場隆
1870円 (税込) ※1

発売日:2018/12/15
ISBN:978-4-7993-2399-1

Product description 商品説明

 本書は、1944年に出版されたアメリカの自己啓発の大家、デール・カーネギーの古典的名著『道は開ける』の初版本をもとに編集したものだ。
 ちなみに、日本でよく知られているのは、1984年に遺族によって改訂された原書をもとに翻訳したものである。初版本には改訂版にはないエピソードが満載されている。

 カーネギーには『人を動かす』と『道は開ける』という2冊の世界的ベストセラーがあり、前者は良好な人間関係を築く方法について、後者は人生全般に関する悩みについて書かれている。
『道は開ける』は自己啓発の源流といえる本で、具体例とともに、古今東西の偉人や一般人が悩みにどう向き合ってきたかが紹介されている。
悩みに対してカーネギーが提唱している解決策を要約すると、おおむね次のようになる。

1 たえず心配するのではなく、仕事や趣味や家事に没頭して忙しく過ごす
2 人々に何かをしてもらうのではなく、人々のために尽くして喜びを得る
3 暗いことを考えて悲観するのではなく、物事の明るい面を見て楽観的になる 
4 昨日や明日のことを思い煩うのではなく、今日を精一杯生きて充実感を得る
5 境遇について不平を言うのではなく、恵まれている点に感謝する

 本書は前向きな姿勢で人生を切り開く助けになるに違いない。

Index 目次

1 逆境を糧に道を切り開く

001 逆境が幸福と品性を育む
002 現状に希望を見いだす
003 たゆまぬ努力が道を切り開く
004 弱点が意外なかたちで助けてくれる
005 逆境をバネにした人たち
006 与えられた条件で精一杯生きる
007 辛い経験を生かす
008 とにかく挑戦する
009 ピンチをチャンスに変える
010 誰もがマイナスをプラスに変える力を持っている
011 自分の弱点を生かす
012 事故による障害を乗り越えた人
013 進学できなくても独学で成功した人
014 目の前の課題に取りかかる
015 経済状態よりも心の持ち方を改善する
016 お金がなくても偉業を成し遂げた人たち

2 仕事に打ち込んで心配事を消し去る

017 今日の仕事に全力を傾ける
018 一日ずつ一時間ずつ大切に過ごす
019 心配事に対処するための方法
020 最悪の事態を受け入れる
021 迅速に決定をくだして実行に移す
022 あまり考えすぎない
023 整理整頓を心がける
024 案件をてきぱきと処理する
025 人間は過労ではなく心労で死ぬ
026 優先順位に従って行動する
027 事実がある程度そろったら、さっさと決定をくだす
028 課題を他人に任せる
029 昼寝をして疲労から回復する
030 チャーチルの成功の秘密
031 頻繁に休憩をとる
032 心配性を治す方法
033 時間に解決させる
034 その日の仕事に全力を尽くす
035 楽しめる仕事を見つける
036 自分に合った職業を見つける
037 嫌いな仕事を続けるのは精神的負担になる
038 父親の反対を押し切って天職に就いた若者
039 職業を選択する際は自分で決定する
040 自分について最もよく知っているのは自分自身だ
041 職業を選択する前に、その職業の人に相談する
042 適性があるのはたったひとつの職業だけではない
043 自分を鼓舞する
044 仕事に打ち込む
045 いやな仕事でも情熱を注ぐ
046 誰かと競争して仕事を面白くする
047 楽しいと一瞬にして疲労が吹き飛ぶ
048 退屈すると疲労を感じる
049 作業効率が落ちる本当の原因
050 疲労の本当の原因 
051 楽しみながら働けば疲れない
052 自分と競争する
053 楽しんでいるかのように働く
054 退屈な作業を興味深いものにする
055 ボクシングの王者が心配性を克服した方法
056 仕事に打ち込んで忙しく過ごす
057 忙しく働いて心配性を克服した人
058 幸せかどうかを悩んでも何の役にも立たない
059 問題を解決するために建設的な行動をとる
060 自分を笑い飛ばす
061 必死で働けばどん底からでも這い上がれる
062 心の持ち方を変える
063 すぐに気持ちを切り替える
064 一回に一日ずつ生きる
065 人々の幸福に貢献する
066 あせって解決しようとしない
067 暇を持て余さない
068 ゆったりした気持ちで生きる
069 しなければならないことはすぐにする
070 絶対にギャンブルをしない
071 歴史書を読んで自分の問題が些細なものであることを学ぶ
072 田舎の少年が劣等感を克服した方法
073 心配性を克服する五つの方法
074 過去を悲しまず、未来のことを思い煩わない
075 運動をする
076 苦しい経験から這い上がる
077 その日のことだけを考える
078 お金の使い方を学ぶ
079 節約を心がける
080 自分のお金の使い方をよく考える
081 事実を紙に書きとめる

3 すすんで人々に奉仕する

082 人々の役に立って人生を謳歌する
083 自分の力を発揮して社会に貢献する
084 周囲の人に喜びをもたらす
085 人々への奉仕が人生の喜びとなる
086 人々のために尽くす
087 恵まれない人のために尽くす
088 誠実な気持ちで他者に関心を示す
089 相手の話に耳を傾ける
090 いつも相手を気づかう
091 感謝の気持ちを持つ
092 恩知らずな人が多いという現実を知る
093 人間の欲には限りがない
094 感謝されることを期待しない
095 見返りを期待せずに与える
096 子供を恩知らずな人間に育ててはいけない
097 恩義を感じることを子供に教え込む
098 子供は親を映し出す鏡
099 子供に感謝の気持ちを教える方法

4 心の持ち方を変える

100 自分が恵まれていることに気づく
101 飲み水と食料があれば不平を言うべきではない
102 うまくいっている九割に意識を向ける
103 自分が受けている恩恵を思い浮かべる
104明朗快活な態度が健康をもたらす
105 この世で最大の悲劇とは? 
106 問題の数ではなく恩恵の数を数える
107 あらゆる物事の最もいい部分を見る
108 人生でめざすべきこと
109 目が見えることに喜びを感じよう
110 前向きに生きる
111 敵を憎まない
112 復讐は有害無益だ
113 愛に満ちた心はよい表情をつくる
114 自分を大切にする
115 憎しみを捨てる
116 謙虚さは成果をもたらす
117 敵を許して忘れる
118 誰に対しても敵意を抱かない
119 誰に対しても憎しみや恨みを抱かない
120 崇高な目標を持つ
121 誰に対しても怒らない
122 相手を理解して思いやりを持つ
123 心の平安を得る秘訣
124 思考が人生をつくる
125 心配するのではなく検討する
126 心の持ち方は体力に影響を与える
127 思考を変えれば病気も治る
128 自分の心を克服する
129 心の持ち方が人生を左右する
130 心の平安は自分で手に入れる
131 間違った思考を心から追い出す
132 明るく振る舞えば、気分も明るくなる
133 明るく振る舞って死から逃れた人
134 思考を変えれば状況が変わる
135 行動が思考を変える
136 恐怖を闘志に変える
137 眠れなくても心配しない
138 睡眠時間は個人差が大きい
139 眠れないことを気にしない
140 不眠症ではなく心配性を克服しよう
141 祈りは熟睡の条件
142 全身の緊張を解く
143 眠れないなら体を疲れさせる
144 眠れなくても死なない
145 忙しく過ごせば、悲しみは癒える
146 人間の脳は一度にひとつのことしか考えられない
147 治療薬としての仕事
148 悲しみを乗り越える秘訣
149 暇を持て余すと心配性が忍び寄る
150 仕事に専念すれば、安らぎが得られる
151 悲しみにひたっている時間をなくす
152 明確な目的を持つ
153 忙しすぎて悩む暇がなかった偉人たち

5 批判に屈しない

154 批判は称賛の裏返し
155 俗悪な人物は偉大な人物をこきおろす
156 人間の本性は今も昔も変わらない
157 虚栄心を満たそうとする人たち
158 不当な批判に対する心構え
159 批判されても動じない
160 友人に裏切られても失望しない
161 自分が正しいと思うことをする
162 いかなるときでも最善を尽くす
163 謙虚に批判を求めて億万長者になった人
164 小さなことにこだわらない
165 周囲の人を助けることに関心を抱く
166 人を助けることでいじめを克服した子供
167 悩みを打ち明けて心を浄化する
168 手帳を持ち歩く
169 ふだんの人間関係をよくするための心得
170 手軽に緊張を解きほぐす方法
171 謙虚さは批判を称賛に変える
172 批判されたら謙虚に反省する
173 批判から教訓を学ぶ
174 将来の自分になったつもりで現在の自分を反省する
175 「大バカ者」と言われても怒らなかったリンカーン
176 欠点をひとつずつ直していったフランクリン
177 たえず自己分析をする
178 失敗の責任は自分にあることを忘れない

Author description 著者情報

デール・カーネギー

Dale Carnegie(1888~1955)
アメリカの著述家、教育者、実業家。ミズーリ州の農家に次男として生まれる。地元の教育大学を卒業後、セールスマンや俳優などを経て、ビジネスマンを対象に話し方教室を開いて好評を博す。その後、ニューヨークにデール・カーネギー研究所を設立し、累計約45万人の受講生に人間関係の原則などの成人教育をおこなう。代表作の『人を動かす』と『道は開ける』は自己啓発の金字塔であり原点であるとされ、今もなお世界中の人々に読み継がれている。
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弓場隆

自己啓発書の分野を中心に翻訳している。
『うまくいっている人の考え方』『心の持ち方』『習慣が変われば人生が変わる』(以上ディスカヴァー刊)ほか訳書多数。
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