ノンフィクション作家。
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、およびシドニー大学卒業。シリーズ第1作の『世界の自己啓発50の名著』はさまざまな賞を受賞し、自己啓発の“最高の入門書”と評された。現在、イギリスとオーストラリア両国を拠点に活動している。
著書に『世界の自己啓発50の名著』『世界の成功哲学50の名著』『世界のスピリチュアル50の名著』『世界の経済学50の名著』『世界の哲学50の名著』『世界の政治思想50の名著』(以上ディスカヴァー) 『お金と富の哲学 世界の名著50』(日 本実業出版社)などがある。『50の名著』シリーズ は、英語版のみで累計30万部を超えるほか、25言語に翻訳されている
世界の心理学50の名著
2750円 (税込) ※1
ページ数:592ページ
発売日:2019/5/25
ISBN:978-4-7993-2473-8
Product description 商品説明
本書のねらいは、一〇〇年以上の歴史を持つ心理学から五〇冊の名著を選び、数多くの考え方を紹介しながら、特に興味をそそる問題に焦点を当てることである。
何がわれわれを突き動かすのか?
われわれの感じ方や行動の仕方を決めるものは何か?
脳はどんなふうに働くのか?
どのようにして自我が形成されるのか?
こういった問題を意識すればするほど、自覚が生じるのはもちろん、人間性への理解が深まり、人間関係が改善されて効果的に行動できるようになる。つまり、現実に生活を変えることができるのだ。
本書では、フロイト、アドラー、ユング、スキナー、ジェームズ、ピアジェ、パブロフなど、歴史に名を残す大家に加えて、ガードナー、ギルバート、ゴールマン、それにセリグマンといった現代の著者の本も取り上げた。各書の解説を読めば、それぞれの本の要点がわかり、関連する考え方、人物、運動などの情報が得られるようになっている。新旧入り交じったラインアップに目を通せば、最低限の常識として知っておきたい古典や、最新の科学的知見を取り入れた近頃の実用書がどういうものかがつかめる。
主としてこの本で取り上げたのは、誰が読んでもためになる一般向けのわかりやすい本である。著者には心理学者ばかりでなく、神経学者、精神科医、生物学者、経営コンサルタント、ジャーナリスト、沖仲仕(港湾作業員)、暴力問題の専門家、小説家など、多彩な顔ぶれがそろっている。人間の行動に関する謎はたった一つの学問分野や考え方だけで解明できるほど単純なものではないだけに、幅広い分野の声に耳を傾ける必要があるのだ。
ウィリアム・ジェームズは心理学を「精神生活に関する科学」と定義したが、「人間性を研究する科学」と定義することもできるだろう。前記の文章をアルフレッド・アドラーが書いてからおよそ九〇年たった現在でも、心理学を物理学や生物学に匹敵するほど揺るぎない科学にするという点では前途遼遠である。
とりあえずは、われわれ一人一人が、人間の行動の動機に関する自分なりの見解を持つ必要がある。生き残り、成功するためには、己を知り、他人の行動の動機を見抜かなければならないのだ。この種の洞察力は、人生経験を積むうちに身につくのがふつうだが、本を読めばもっと手っ取り早い。
読むのは小説でも哲学書でもいいが、人間性をもっぱら研究対象にする科学は心理学以外にないだろう。本書で取り上げたような一般向けの心理学書は、この大切な知恵をわかりやすく教えてくれるはずである。
何がわれわれを突き動かすのか?
われわれの感じ方や行動の仕方を決めるものは何か?
脳はどんなふうに働くのか?
どのようにして自我が形成されるのか?
こういった問題を意識すればするほど、自覚が生じるのはもちろん、人間性への理解が深まり、人間関係が改善されて効果的に行動できるようになる。つまり、現実に生活を変えることができるのだ。
本書では、フロイト、アドラー、ユング、スキナー、ジェームズ、ピアジェ、パブロフなど、歴史に名を残す大家に加えて、ガードナー、ギルバート、ゴールマン、それにセリグマンといった現代の著者の本も取り上げた。各書の解説を読めば、それぞれの本の要点がわかり、関連する考え方、人物、運動などの情報が得られるようになっている。新旧入り交じったラインアップに目を通せば、最低限の常識として知っておきたい古典や、最新の科学的知見を取り入れた近頃の実用書がどういうものかがつかめる。
主としてこの本で取り上げたのは、誰が読んでもためになる一般向けのわかりやすい本である。著者には心理学者ばかりでなく、神経学者、精神科医、生物学者、経営コンサルタント、ジャーナリスト、沖仲仕(港湾作業員)、暴力問題の専門家、小説家など、多彩な顔ぶれがそろっている。人間の行動に関する謎はたった一つの学問分野や考え方だけで解明できるほど単純なものではないだけに、幅広い分野の声に耳を傾ける必要があるのだ。
ウィリアム・ジェームズは心理学を「精神生活に関する科学」と定義したが、「人間性を研究する科学」と定義することもできるだろう。前記の文章をアルフレッド・アドラーが書いてからおよそ九〇年たった現在でも、心理学を物理学や生物学に匹敵するほど揺るぎない科学にするという点では前途遼遠である。
とりあえずは、われわれ一人一人が、人間の行動の動機に関する自分なりの見解を持つ必要がある。生き残り、成功するためには、己を知り、他人の行動の動機を見抜かなければならないのだ。この種の洞察力は、人生経験を積むうちに身につくのがふつうだが、本を読めばもっと手っ取り早い。
読むのは小説でも哲学書でもいいが、人間性をもっぱら研究対象にする科学は心理学以外にないだろう。本書で取り上げたような一般向けの心理学書は、この大切な知恵をわかりやすく教えてくれるはずである。
Index 目次
Chapter1 脳科学から考える人間の心理
01『女性の脳』 ルーアン・ブリゼンディン
02『心理学の根本問題』 ウィリアム・ジェームズ
03『人間女性における性行動』 アルフレッド・キンゼイ
04『脳の性差 ─ 男と女の本当の違い』 アン・モア/デビッド・ジェセル
05『児童の自己中心性』 ジャン・ピアジェ
06『人間の本性を考える ─ 心は「空白の石版」か』 スティーブン・ピンカー
07『脳のなかの幽霊』 V・S・ラマチャンドラン
08『妻を帽子とまちがえた男』 オリバー・サックス
Chapter2 無意識の影響力
09『暴力から逃れるための15章』 ギャヴィン・ディー=ベッカー
10『私の声はあなたとともに』 ミルトン・エリクソン/シドニー・ローゼン
11『夢判断』 ジークムント・フロイト
12『第1感 ─ 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』 マルコム・グラッドウェル
13『元型論 ─ 無意識の構造』 カール・ユング
Chapter3 幸福の心理学
14『自己評価の心理学』 ナサニエル・ブランデン
15『いやな気分よ、さようなら』 デビッド・D・バーンズ
16『論理療法 ─ 自己説得のサイコセラピイ』 アルバート・エリス/ロバート・A・ハーパー
17『幸せはいつもちょっと先にある』 ダニエル・ギルバート
18『ゲシュタルト療法』 フレデリック・パールズ
19『なぜ選ぶたびに後悔するのか』 バリー・シュワルツ
20『世界でひとつだけの幸せ』 マーティン・セリグマン
21『見える暗闇 ─ 狂気についての回想』 ウィリアム・スタイロン
22『毎日を気分よく過ごすために』 ロバート・E・セイヤー
Chapter4 自分を理解するための心理学
23『人間のタイプと適性』 イザベル・ブリッグス・マイヤーズ
24『青年ルター』 エリク・エリクソン
25『人格の次元』 ハンス・アイゼンク
26『自我と防衛機制』 アンナ・フロイト
27『心の葛藤』 カレン・ホーナイ
28『羨望と感謝』 メラニー・クライン
29『ひき裂かれた自己』 R・D・レイン
30『パッセージ ─ 人生の危機』 ゲイル・シーヒィ
Chapter5 モチベーションの研究
31『人間知の心理学』 アルフレッド・アドラー
32『意味への意志』 ヴィクトール・フランクル
33『大衆運動』 エリック・ホッファー
34『人間性の最高価値』 アブラハム・マズロー
35『服従の心理 ─ アイヒマン実験』 スタンレー・ミルグラム
36『大脳半球の働きについて ─ 条件反射学』 イワン・パブロフ
37『自由への挑戦』 B・F・スキナー
Chapter6 私たちが愛する理由
38『人生ゲーム入門 ─ 人間関係の心理学』 エリック・バーン
39『ブラックメール ─ 他人に心をあやつられない方法』 スーザン・フォワード
40『愛する二人別れる二人』 ジョン・M・ゴットマン
41『愛の性質』 ハリー・ハーロウ
42『幸福になる関係、壊れてゆく関係』 トーマス・A・ハリス
43『ロジャーズが語る自己実現の道』 カール・ロジャーズ
Chapter7 ビジネスに効く心理学
44『ピープル・スキル』 ロバート・ボルトン
45『水平思考の学習─創造性のためのテキスト・ブック』 エドワード・デボノ
46『影響力の武器 ─ なぜ、人は動かされるのか』 ロバート・B・チャルディーニ
47『クリエイティヴィティ ─ フロー体験と創造性の心理学』 ミハイ・チクセントミハイ
48『心の構成』 ハワード・ガードナー
49『ビジネスEQ』 ダニエル・ゴールマン
50『言いにくいことをうまく伝える会話術』 ダグラス・ストーン/他
01『女性の脳』 ルーアン・ブリゼンディン
02『心理学の根本問題』 ウィリアム・ジェームズ
03『人間女性における性行動』 アルフレッド・キンゼイ
04『脳の性差 ─ 男と女の本当の違い』 アン・モア/デビッド・ジェセル
05『児童の自己中心性』 ジャン・ピアジェ
06『人間の本性を考える ─ 心は「空白の石版」か』 スティーブン・ピンカー
07『脳のなかの幽霊』 V・S・ラマチャンドラン
08『妻を帽子とまちがえた男』 オリバー・サックス
Chapter2 無意識の影響力
09『暴力から逃れるための15章』 ギャヴィン・ディー=ベッカー
10『私の声はあなたとともに』 ミルトン・エリクソン/シドニー・ローゼン
11『夢判断』 ジークムント・フロイト
12『第1感 ─ 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』 マルコム・グラッドウェル
13『元型論 ─ 無意識の構造』 カール・ユング
Chapter3 幸福の心理学
14『自己評価の心理学』 ナサニエル・ブランデン
15『いやな気分よ、さようなら』 デビッド・D・バーンズ
16『論理療法 ─ 自己説得のサイコセラピイ』 アルバート・エリス/ロバート・A・ハーパー
17『幸せはいつもちょっと先にある』 ダニエル・ギルバート
18『ゲシュタルト療法』 フレデリック・パールズ
19『なぜ選ぶたびに後悔するのか』 バリー・シュワルツ
20『世界でひとつだけの幸せ』 マーティン・セリグマン
21『見える暗闇 ─ 狂気についての回想』 ウィリアム・スタイロン
22『毎日を気分よく過ごすために』 ロバート・E・セイヤー
Chapter4 自分を理解するための心理学
23『人間のタイプと適性』 イザベル・ブリッグス・マイヤーズ
24『青年ルター』 エリク・エリクソン
25『人格の次元』 ハンス・アイゼンク
26『自我と防衛機制』 アンナ・フロイト
27『心の葛藤』 カレン・ホーナイ
28『羨望と感謝』 メラニー・クライン
29『ひき裂かれた自己』 R・D・レイン
30『パッセージ ─ 人生の危機』 ゲイル・シーヒィ
Chapter5 モチベーションの研究
31『人間知の心理学』 アルフレッド・アドラー
32『意味への意志』 ヴィクトール・フランクル
33『大衆運動』 エリック・ホッファー
34『人間性の最高価値』 アブラハム・マズロー
35『服従の心理 ─ アイヒマン実験』 スタンレー・ミルグラム
36『大脳半球の働きについて ─ 条件反射学』 イワン・パブロフ
37『自由への挑戦』 B・F・スキナー
Chapter6 私たちが愛する理由
38『人生ゲーム入門 ─ 人間関係の心理学』 エリック・バーン
39『ブラックメール ─ 他人に心をあやつられない方法』 スーザン・フォワード
40『愛する二人別れる二人』 ジョン・M・ゴットマン
41『愛の性質』 ハリー・ハーロウ
42『幸福になる関係、壊れてゆく関係』 トーマス・A・ハリス
43『ロジャーズが語る自己実現の道』 カール・ロジャーズ
Chapter7 ビジネスに効く心理学
44『ピープル・スキル』 ロバート・ボルトン
45『水平思考の学習─創造性のためのテキスト・ブック』 エドワード・デボノ
46『影響力の武器 ─ なぜ、人は動かされるのか』 ロバート・B・チャルディーニ
47『クリエイティヴィティ ─ フロー体験と創造性の心理学』 ミハイ・チクセントミハイ
48『心の構成』 ハワード・ガードナー
49『ビジネスEQ』 ダニエル・ゴールマン
50『言いにくいことをうまく伝える会話術』 ダグラス・ストーン/他
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