ベンダーロックイン DX時代のソフトウエア民主化革命

ベンダーロックイン DX時代のソフトウエア民主化革命

著 | 久次昌彦
2200円 (税込) ※1

発売日:2023/1/27
ISBN:978-4-910286-24-2

Product description 商品説明

DX時代に必要とされる新しいビジネスモデル
PLMシステムの提供を通じて培った、ソフトウエアのオープン化戦略や、顧客とのWin-Winを実現するサブスクリプションなど、成功へ導いた秘訣を公開

Index 目次

はじめに 〜広がるPLMの可能性〜

第1章 製造業が抱えるジレンマ

日本の製造業が苦戦している理由
現場は複雑にからみ合っている
正しい情報を正しい人に伝える大切さ
設計情報管理の難しさ
トヨタ、ホンダ、日産は同じものをつくっているけれど……
モノづくりの世界は「システム」を「業務」に合わせる
クローズドイノベーションで進められるシステム構築
モノづくりの重心が変わってきた
モノではなくサービスを売るという世界

第2章 デジタルプラットフォーム構築の阻害要因

限定した範囲で利用されてきたPLMシステム
ベンダーロックインという沼
言葉はやわらかいが、実はかたいソフトウエア
アプリが頻繁にアップデートされるわけ
なぜPLMシステムでプロダクトのライフサイクル管理ができないのか
データの長期保存問題

第3章 「オープン」であるという文化

ソフトウェアの民主化
絶対王政の君主的なIT業界における民主化革命
「オープンであること」の強み
ローコードツールを使って何を目指すべきか?
システムシンキングでサービスを考える
ノウハウを公開することで情報は集まる
コネクティッドな世界に必要な根本思想
オープン化しても追随者は来ない?
オープンの力を信じる

第4章 カスタマーサクセスがつくる新たな世界

「満足」の持続がなくては終わるサブスクリプション
カスタマーサクセスとサブスクリプションモデル
ベンダーとの新しい付き合い方
サブスクリプションの会計的側面
スモールスタートで段階導入する
ソフトウエアは「やわからく」あるべき
カスタマー同士が「失敗談」を話しあえる場

第5章 持続的変革に向けて

集中と分散を繰り返してきたコンピュータ
システムシンキングで考えるバーチャルプロトタイプの実現
要件定義をしないシステム開発
持続的に変革できるシステムを目指して
事業視点で考える
ITをホワイトボックスにする手の内化

Author description 著者情報

久次昌彦

アラスジャパン合同会社 社長 兼 Aras Corporation 日本リージョンオペレーション担当 副社長
President, Aras Japan Vice President, Operations - Japan
日本における PLM の創生期にあたる 1990年代前半より PDM の日本市場展開と、多くの製造業へのPLMシステムの導入および設計開発業務コンサルティングに従事。大手自動車および部品メーカー、大手家電メーカー、事務機器メーカー、重工業メーカーなどさまざまな製造業において設計・生産領域における多くの業務改革プロジェクトを手がけると共に、大手 ERP ベンダーやコンサルティングファームにて PLM コンサルティングビジネスの立ち上げに携わる。その後 PLM コンサルティングファームであるプログレス・パートナーズを設立し、Aras Innovatorの日本市場への展開を開始。2012年の Aras 日本法人設立に伴い、アラスジャパン合同会社 社長に就任。
著書
『図解でわかるPLMシステムの構築と導入』(日本実業出版社 2007年)
『PLM 产品生命周期管理』(东方出版社 2017年)
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※1 店舗ごとの消費税の端数の計算方法の違いによっては、お会計額に誤差が生じる場合があります。