超訳 新渡戸稲造の言葉

超訳 新渡戸稲造の言葉

著 | 新渡戸稲造
編訳 | 三輪裕範
1870円 (税込) ※1

ページ数:272ページ
発売日:2015/1/29
ISBN:978-4-7993-1631-3

Product description 商品説明

新渡戸稲造は「武士道」の著者として有名だが、
勤労青少年を励ます目的で多くの自己啓発書も
著している。

本書は新渡戸の数々の名著から、
自信を持って力強く生きていくのに役立つ言葉を厳選、
読みやすい超訳で贈る。

「愛と同情の人」新渡戸稲造がすべての努力する人々に送る限りない温かさと優しさに満ちたエールを味わっていただきたい。

「世間とは君を知らない人間のことだ。
世間が君のことを誤解したとしても、
君をよく知る友人が誤解しなければそれでいい」

「目的に達する道は一本だけではない。
Aの道で失敗すればBの道をとり、
Bの道でうまくいかなければCの道を試せばいい」

「苦しいときも悲しいときも、光が入ってくるように、
心の扉だけはつねに開けておこう」


Index 目次

一 自分を磨く

一 世間とは君を知らない人間のことだ
二 成功も失敗も、基準は自分の中にある
三 自分の才能を最高に発揮せよ
四 自己とは自分だけのことではない
五 自分ひとりで自分を作り上げた人など存在しない
六 自己の成長とは自分の善性を最大限に発揮することだ
七 成功と自己の成長とは違う
八 伸びる前には必ず試練があると思え
九 思慮のある人間になれ
一〇 バランスを失ったら人間失格だ
一一 「真の武士」であれ
一二 自分自身に勝て
一三 欲と理想を混同するな
一四 青年時代の理想をときどき思い出せ
一五 理想は量ではなく質で測れ
一六 修養のある人ほど一見平凡に見える
一七 目立つことを求めるのは未熟な証拠だ
一八 もう一歩だけ継続せよ
一九 難しいことではなく簡単なことを毎日続けよ
二〇 小さなことを継続して徹底的に行え
二一 継続は心がけ次第だ
二二 「勝つ」と「克つ」は違う
二三 簡単なことから始めよ
二四 凡人と偉人の差は意志の力にある
二五 人間にとって最も大切なのは意志だ
二六 意志は強ければいいというものではない
二七 つねに初心に帰る
二八 人の悪いところは自分ももっている
二九 自分は人からどう見られているか考えよ
三〇 自分の欠点は長所にさえ見えてしまう
三一 欠点をうまく使え
三二 自分の価値以上に評価されようとするな
三三 名誉は善用せよ
三四 知識よりも知力を蓄えよ
三五 徳の貯蓄をしよう
三六 悲しみも修養の糧とせよ
三七 五分間だけ聖人であれ
三八 現実世界から一歩高いところを目指せ

二 志高く生きる

三九 人生とは理想を行動に翻訳することだ
四〇 人生に連戦連勝はない
四一 勝っている間に負けたときの準備をせよ
四二 勝って誇るな、負けて嘆くな
四三 表と裏をうまく使い分けよ
四四 好き嫌いで物事を判断するな
四五 人生はいつまでも満足できないものだ
四六 まずは足元の問題から考える
四七 すべては実行に始まる
四八 親孝行は論じるものではなく実行するものだ
四九 大きな勝利のためには小さな敗北は甘受せよ
五〇 人生とは百貨店のようなものだ
五一 人生には頑張らなければならないときがある
五二 苦難があってこそ本物の人生だ
五三 いったん見切りをつけたら未練を残さない
五四 人生には隠すべきものもある
五五 正直の基準は世の利益になるかどうかだ
五六 目的に達する道は一本だけではない
五七 成功に達する道は一直線ではない
五八 真の成功とは自分の心をしっかり確立することだ
五九 失敗から学べる人は強くなる
六〇 真の成功は勝ち負けとは関係ない
六一 柔らかく握ったほうが多く握れる
六二 名誉や利益は自分から求めるものではない
六三 シンプルであれ
六四 人から褒められることを目的にするな
六五 先を見通して今を生きよ
六六 人生とは百合の根のようなもの
六七 自分の狭い経験だけで判断するな
六八 どんなことでも善用することができる
六九 一個人として生きよ
七〇 捨てる覚悟をもて
七一 真に年をとるとは人間的に成長することだ
七二 人間活動の目的は世界の開拓にある
七三 死を恐れるのは生を重んじることだ
七四 死は生の一段階だ
七五 人間はあたりまえのように死ぬのがいい
七六 死を急ぐことは卑怯だ
七七 人生とは「哀れ」を知ることだ

三 日々、全力を尽くす

七八 物事は粘り強く少しずつ進めろ
七九 つらいことがあっても顔には出すな
八〇 快活であることは義務だ
八一 笑顔は人の心をいやしてくれる
八二 何事も実行が大切だ
八三 理論よりも実行を重視せよ
八四 いなければ困る人になれ
八五 人生とは惜しみ惜しまれること
八六 自分を惜しんではいけない
八七 真に惜しまれたければ人格を磨け
八八 職務に忠実な人が最も惜しまれる
八九 上司の長所に目を向けよ
九〇 上司と部下はお互いに惜しむ気持ちをもて
九一 悪口を言わないことほど難しいことはない
九二 同情したらすぐ行動に移せ
九三 現在の仕事に最善を尽くせ
九四 転職しようと思っても一時的な感情に左右されるな
九五 仕事に忠実であれば必ず道は開ける
九六 どんな癖でも変えることができる
九七 使われる覚悟をもて
九八 仕事は適任者に任せよう
九九 実行のともなわない思慮は無意味だ
一〇〇 自分の仕事の出来栄えを判断できるのは自分だけだ
一〇一 富は人生の目的ではなく手段だ
一〇二 お金は一時的な預かりものと思え
一〇三 日常の平凡なことこそ大切にせよ
一〇四 自分に合うものをよく見極めよ
一〇五 仕事の実現を目的とせよ
一〇六 志と日々の実行が成功の両輪だ
一〇七 一事は万事に通じる
一〇八 一事に邁進せよ
一〇九 小事を積み重ねてはじめて大事を行うことができる
一一〇 善意の動機をもて
一一一 計画性をもて
一一二 日ごろから実力を養え
一一三 礼儀は最も経済的な方法の集大成だ
一一四 礼儀はやさしい感情を表す

四 心を鍛える

一一五 善も悪も心のもちようで変わる
一一六 物事は公平な目では見られないと思え
一一七 自分を憐れむな
一一八 同情は人間らしい高尚な感情だ
一一九 人の困難を喜ぶのは最低だ
一二〇 いつも「ありがたい」という気持ちをもて
一二一 見出されることを求めるな
一二二 心の弾力を保て
一二三 人間以上のものと縦の関係を結べ
一二四 後悔から志が生まれる
一二五 「ここだ」という感覚をもて
一二六 悪い状況にあるのが普通だと思え
一二七 状況の悪いときこそ明るい面を見よ
一二八 褒められたりけなされたりは気にするな
一二九 まずは自らを省みることから始めよ
一三〇 逆境のときこそ冷静に先を見通そう
一三一 逆境のときの努力は必ず報いられる
一三二 他人が得をすると自分が損をしたように感じるのは劣情だ
一三三 騒いでいても何にもならない
一三四 逆境を経験した者だけが人情を知る
一三五 うまくいっているときこそ言動に注意せよ
一三六 苦しさも楽しさも自分の心が作り出すことを忘れるな
一三七 正しい動機をもて
一三八 時には怒れ
一三九 自分の利害を離れた怒りは正当だ
一四〇 怒りは敵と思え
一四一 怒りを出さない練習をせよ
一四二 運は心の態度だ
一四三 自分自身を信用せよ
一四四 自分の良心の声に耳を傾けよ
一四五 怒りの火は親切で消そう
一四六 物事に執着するな
一四七 感謝の気持ちを忘れない
一四八 自分の権利だけを考えるな
一四九 何事も心の使い方ひとつで変えられる
一五〇 心のもち方を直せ
一五一 正直であるにも時と場合を選べ
一五二 正直の沈黙というものもある
一五三 疑いは人の心を暗くする
一五四 九十九回裏切られても、人を信じよ
一五五 成功の基準は自分の内部に置け
一五六 心の扉はつねに開けておけ
一五七 何事にも動じない心の準備をせよ
一五八 勇気は正義のために発揮せよ
一五九 人間の真の強さは忍耐にある
一六〇 柔剛のバランスをとれ
一六一 思慮のない熱情ほど有害なものはない
一六二 言葉は心のありようを映し出す
一六三 心を誠実にしなければ言葉も誠実にならない
一六四 感情は正しい方向に向けよ
一六五 感情の貯蓄をせよ
一六六 一時的な感情に惑わされるな
一六七 義は最も厳格に守られねばならない
一六八 義があってこその勇気
一六九 生きるべきときに生き、死ぬべきときに死ぬのが真の勇気だ
一七〇 真に勇敢な人はつねに沈着だ

五 人を見る目を養う

一七一 世に出る者は憎まれる
一七二 誰からも可愛がられるのは自分の意志がない人間だ
一七三 何をしても批判されるものだ
一七四 有名になるほど批判される
一七五 多くのことを行うほど非難される
一七六 本当の偉人は平凡な人だ
一七七 平凡は非凡に通じる
一七八 何事にも動じないのが非凡な人だ
一七九 自分を高く売りつけようとするな
一八〇 上に立つ者は人を見る目を養え
一八一 声が大きい人間にばかり目を引かれるな
一八二 上に昇るか下に落ちるかで人を見る
一八三 自分の主義のために戦うときも、相手の人格を尊重せよ
一八四 欠点が少ない人間は役に立つことも少ない
一八五 注目を浴びることを求めるな
一八六 自分の務めを果たすことが最も大切だ
一八七 虚名を求めるな
一八八 人を批判して自分を引き立てようとするな
一八九 社会をよくするためによい習慣を自分が身につけよ
一九〇 個人の価値は性格にある
一九一 「自分が犠牲になった」と言う人を信用するな
一九二 私心のない人は強い
一九三 犠牲という言葉を乱用するな
一九四 私欲は人間の価値を下げる
一九五 何歳になっても希望のある者は青年だ
一九六 物事は外見で判断してはいけない
一九七 「虫が好かない」に正当な理由はない
一九八 愛国心を振り回すな
一九九 日本人は今なお武士道の影響下にある
二〇〇 武士道とはフェアプレーだ
二〇一 武士は行動の人だ
二〇二 武士道の徳は庶民に伝染した
二〇三 日本の桜と西洋のバラは大きく異なる

六 関係を築く

二〇四 人は一人では生きていけない
二〇五 気どっても無駄だ
二〇六 ありのままの自分を見せよう
二〇七 人のご機嫌をとろうとするな
二〇八 「ほめ上手」と「ご機嫌とり」は違う
二〇九 謙遜も過ぎれば嫌味になる
二一〇 どんな人からも学ぶ
二一一 相手の得意な話題を選んで話す
二一二 会話はお互いに利益があるものにしよう
二一三 「小我」を捨てて譲歩する
二一四 性質の違う人を受け入れよ
二一五 人の非は見ないようにせよ
二一六 威張ることほど人を不愉快にさせることはない
二一七 威厳に対して人は敬意を抱く
二一八 名誉は他人に、非難は自分に
二一九 裏切られても見捨てるな
二二〇 どうでもいいことは譲れ
二二一 励ましの言葉はかけたほうがいい
二二二 世渡りの秘訣は人に譲ることにある
二二三 柔和な心は柔和な心を引き出す
二二四 柔和は永遠の徳
二二五 譲れない一線は死守せよ
二二六 悪口は聞き流しておけばいい
二二七 批判を糧にして自分を磨け
二二八 自分と違う考えにも耳を傾けよ
二二九 まったく知らない人にも親切にする
二三〇 他人の助けに敏感になれ
二三一 他人の忠告を真摯に聞け
二三二 人に忠告するときは時を選べ
二三三 忠告する前に、誠心誠意のものかどうか自分に問え
二三四 議論に負けたと思ったら、いさぎよく認めよ
二三五 他人の評価を下げて自分の評価を上げようとするな
二三六 自分の名誉を傷つけた相手こそ愛せよ
二三七 恩を忘れてはいけない

Author description 著者情報

新渡戸稲造

南部藩士の子として盛岡に生まれる。札幌農学校では内村鑑三と同期。卒業後米国とドイツに留学して農業経済学などを学び、帰国して札幌農学校助教授に就任。健康を害して米国カリフォルニアで療養中に『武士道』を英語で執筆する。また後藤新平に招かれて台湾の農政に従事、糖業発展の基礎を築き、その後京都帝国大学教授として植民政策を講じる。次いで東京帝国大学教授と第一高等学校校長を兼務、東京女子大学学長ほかも歴任。さらに国際連盟設立に際しては事務次長に就任、国際理解と平和のために尽力する。帰国後は太平洋問題調査会の理事長に就任し、太平洋会議の京都での開催や日本代表団の団長として活躍。米国で年間100回以上の講演を行うなど、当時悪化しつつあった日米関係改善に努める。1933年、カナダで開催された太平洋会議出席後に病に倒れ、ヴィクトリアで没する。
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三輪裕範

1957年兵庫県生まれ。神戸大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。1991年にハーバード・ビジネス・スクールにて経営学修士号(MBA)を取得後、ニューヨーク店経営企画課長、大蔵省財政金融研究所主任研究官、経団連21世紀政策研究所主任研究員、伊藤忠商事会長秘書、調査情報部長、伊藤忠経済研究所長等を歴任。その後、伊藤忠インターナショナルSVP兼ワシントン事務所長を務める。著書は『時間がない人が学び続けるための知的インプット術』『幸福のための努力論』『ハマトンの知的生活のすすめ』『今度こそすらすら読めるようになる「ニュース英語」の読み方』(以上、ディスカヴァー)、『ビジネスマンの英語勉強法』『50歳からの知的生活術』(以上、ちくま新書)など多数。
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