平安時代初期の僧。弘法大師(こうぼうだいし)の名で知られる真言宗の開祖。讃岐国屏風浦(現・香川県善通寺市)で生まれ、18歳で京の大学寮に入りまもなく山林修業を始める。31歳で遣唐使の一員として唐に渡り、密教を学ぶ。33歳のときに暴風雨の中を帰国、36歳で高雄山寺に入り真言密教の布教を開始し、43歳で嵯峨天皇より高野山を賜わり、高野山開創に着手。50歳で東寺を賜り、真言密教の道場とした。
満濃池などの土木事業への関与、日本初の私立教育機関である綜芸種智院の設立、文芸評論である文鏡秘府論の執筆など、様々な方面で万能の才を示したほか、「いろは歌」の制作者だった、日本各地の温泉を発見したなど数々の伝説が残っている。また書家としても、嵯峨天皇・橘逸勢とともに当時の三筆と謳われた。835年3月、高野山にて入定。享年62。
空海 人生の言葉
1100円 (税込) ※1
ページ数:248ページ
発売日:2014/10/16
ISBN:978-4-7993-1580-4
Product description 商品説明
あのベストセラー名言集が携書になって登場!
精神科医 名越康文氏推薦
「空海はただの聖人ではない。
肉声の聖者である。
声の響きを想像しながら読んで欲しい。」
「まずいぞ、君。もっと、人生を遊ばないと」
「正しい道は遠くにあるわけではありません。
あなたが今見ている道にほかならないのです」
「稲妻のような一瞬の生涯を駆け抜けて、
私たちはみな独りで生まれ、一人で死んでゆく」
1200年の時を超え、今なお私たちの人生を照らす弘法大師の言葉。
携書化にあたり、原文が総ルビになりました。
声に出して読みたくなる空海の言葉、あらためてご堪能ください。
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空海が弘法大師であることは誰もが知っていることです。そして、多くの人々が四国遍路をして空海とともに旅をしています。「お大師さん」と親しまれ、信仰者もたくさん存在します。
しかし、その一方で、空海が書いた膨大な著作群に触れている人はほとんどいません。このことは本当に不思議なことです。
空海が天才という理由は、平安時代に中国から密教という一大文化体系を持ち帰っただけでなく、日本初の庶民のための私立学校「綜芸種智院」の設立、日本最大のため池「満濃池」の修築、戯曲的構成で書かれた日本初の思想小説「三教指帰」など、他にも日本初の画期的な事業を多く成し、その業績が非常に多岐にわたっているからでしょう。
この空海をより多くの読者のみなさんに知っていただき、現代にフィットした空海像を描きたいと考えて、口語訳の格言集スタイルとしてまとめたのが本書です。
私たちは、人生の一瞬一瞬で迷い、傷つき、時には死にたいほどの絶望を感じます。そんなとき、この本を手に取って、生死について、少し真剣に思いを馳せてみてはいかがでしょう。
Index 目次
一章 心について
二章 身体について
三章 志について
四章 戒めの言葉
五章 縁について
六章 道について
七章 詩と文章について
八章 秘密の教え
九章 聖なる言葉
十章 自然について
十一章 生と死について
二章 身体について
三章 志について
四章 戒めの言葉
五章 縁について
六章 道について
七章 詩と文章について
八章 秘密の教え
九章 聖なる言葉
十章 自然について
十一章 生と死について
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