国際関係戦略研究所所長
1956年2月パリ生まれ。地政学者。1991年、地政学と戦略のシンクタンク国際関係戦略研究所(略称IRIS。Iris-france.org)を設立。現在は所長。パリ第8大学ヨーロッパ研究所で教鞭をとる。地政学の分野で著名なフランス人スペシャリストの一人であり、フランスのみならず海外メディアでも常に意見を発信している。専門は核兵器、イスラエル・パレスチナ問題、スポーツの地政学(主にサッカー)である。編著書は50冊に及ぶ。
日本で翻訳されているのは『最新 世界情勢地図』(ディスカヴァー)。他、“Comprendre le monde. Les rélations internationeles éxpliquées a tous”(世界を理解しよう。国際関係が全てを教えてくれる)など多数。
最新 世界情勢講義50
1650円 (税込) ※1
ページ数:280ページ
発売日:2018/5/24
ISBN:978-4-7993-2265-9
Product description 商品説明
地政学の世界的権威が間違った「定説」を覆す!
驚きと発見に満ちた地政学最良の入門書
「ドイツがヨーロッパを支配している?」
「9・11が世界を変えた?」
「国際的な制裁は有効である?」...etc
政治家や外交官、官僚、研究者など、
地政学の専門化たちにも広まっているこのような「定説」は、
インターネット上に限らず、新聞や雑誌、本においても、
いくらでも見つけることができる。
たいていの「定説」は事実から生まれるが、
間違いも多く、それが誤った解釈を生み、
私たちが世界を正しく理解することを妨げているのだ。
なぜ、それらは間違っているのか?
その裏には、いったいどのような事実が隠されているのか?
本書を紐解けば、世界の本当の姿が見えてくるだろう。
?本書で覆される国際情勢の「定説」
「国境はもう存在しない」
「9・11が世界を変えた」
「外交交渉が弱腰の姿勢を招く」
「西洋は危機に瀕している」
「地球温暖化は技術の進歩によって食い止められる」
「陰謀が世界を動かしている」
「多国籍企業が世界を動かす」
「やがて中国が世界を支配する」
「ドイツがヨーロッパを支配している」
「ブレグジットはEUにとって致命傷」
「『ならず者国家』が存在する」
「核拡散によって世界は危機に瀕する」
「国際的な制裁は有効」
「民主主義は輸出できる」
「現実主義の政治は道徳的観念を欠く」
「ロシアは強権体制でなければ統治できない」
「テロは欧米諸国の存亡に関わる脅威」
「イスラム教がテロの元凶」etc
?目次
- イントロダクション(No.01 - No.02)
- グローバリゼーション(No.03 - No.17)
- 世界を動かす力(No.18 - No.28)
- 戦争と紛争(No.29 - No.38)
- 民主主義(No.39 - No.46)
- テロリズム(No.47 - No.50)
驚きと発見に満ちた地政学最良の入門書
「ドイツがヨーロッパを支配している?」
「9・11が世界を変えた?」
「国際的な制裁は有効である?」...etc
政治家や外交官、官僚、研究者など、
地政学の専門化たちにも広まっているこのような「定説」は、
インターネット上に限らず、新聞や雑誌、本においても、
いくらでも見つけることができる。
たいていの「定説」は事実から生まれるが、
間違いも多く、それが誤った解釈を生み、
私たちが世界を正しく理解することを妨げているのだ。
なぜ、それらは間違っているのか?
その裏には、いったいどのような事実が隠されているのか?
本書を紐解けば、世界の本当の姿が見えてくるだろう。
?本書で覆される国際情勢の「定説」
「国境はもう存在しない」
「9・11が世界を変えた」
「外交交渉が弱腰の姿勢を招く」
「西洋は危機に瀕している」
「地球温暖化は技術の進歩によって食い止められる」
「陰謀が世界を動かしている」
「多国籍企業が世界を動かす」
「やがて中国が世界を支配する」
「ドイツがヨーロッパを支配している」
「ブレグジットはEUにとって致命傷」
「『ならず者国家』が存在する」
「核拡散によって世界は危機に瀕する」
「国際的な制裁は有効」
「民主主義は輸出できる」
「現実主義の政治は道徳的観念を欠く」
「ロシアは強権体制でなければ統治できない」
「テロは欧米諸国の存亡に関わる脅威」
「イスラム教がテロの元凶」etc
?目次
- イントロダクション(No.01 - No.02)
- グローバリゼーション(No.03 - No.17)
- 世界を動かす力(No.18 - No.28)
- 戦争と紛争(No.29 - No.38)
- 民主主義(No.39 - No.46)
- テロリズム(No.47 - No.50)
Index 目次
Lecture 01 本に書いてあることが正しいとは限らない
Lecture 02 専門家に聞いても国際情勢は理解できない
Lecture 03 グローバリゼーションは「抵抗できない力」ではない
Lecture 04 国境問題はいまだに存在する
Lecture 05 国家は今もなお国際舞台で中心的な役割を担っている
Lecture 06 「国際社会」は存在しない
Lecture 07 国際的な構造変化は9・11以前から起きている
Lecture 08 世界は一極体制になり得ない
Lecture 09 国連は無力ではない
Lecture 10 武力行使ではなく外交交渉こそが最善の道である
Lecture 11 世界の状況は「悪くなる一方」ではない
Lecture 12 西洋が直面しているのは「危機」ではなく均衡の回復である
Lecture 13 フランスは国際問題の取り組みで存在感を保っている
Lecture 14 フランス外交の独自路線は今なお健在である
Lecture 15 「見捨てられた大陸」アフリカは今や世界の注目の的である
Lecture 16 地球温暖化問題の解決に国際的規制が不可欠である
Lecture 17 スポーツの世界大会には明らかに戦略的・地政学的影響力がある
Lecture 18 陰謀論よりも各国の影響戦略こそ警戒すべきである
Lecture 19 巨大多国籍企業でも公共政策にまでは関与できない
Lecture 20 メディアは世論を誘導できないし、むしろ縛られている
Lecture 21 「オバマがアメリカを弱くした」という批判は見当違いである
Lecture 22 ドナルド・トランプこそがアメリカを弱体化させている
Lecture 23 プーチンが世界に及ぼす影響力は限定的である
Lecture 24 中国が世界を支配する可能性は限られている
Lecture 25 ヨーロッパにおける各国間の連携は改善に向かっている
Lecture 26 ヨーロッパは「ドイツの独擅場」ではない
Lecture 27 ブレグジットはEUの有用性を逆説的に証明する
Lecture 28 中国とロシアは、互いに同盟関係を望んでいない
Lecture 29 国家の安定にとって「軍事力は不要」とは言い切れない
Lecture 30 「ならず者国家」とは「アメリカの外交政策に逆らった国」に過ぎない
Lecture 31 冷戦の論理は今日の世界でもはや通用しない
Lecture 32 イスラム圏と西洋は良好な関係で共存しうる
Lecture 33 イスラエル・アラブ間の和平は原理的には可能である
Lecture 34 アラブ世界の対立は宗教的動機よりも国家と戦略に起因する
Lecture 35 核保有国の増加が「世界の危機」を意味するわけではない
Lecture 36 北朝鮮によって度々緊張が高まっても、第三次世界大戦にまでは至らない
Lecture 37 アメリカと中国はライバルであると同時にパートナーでもある
Lecture 38 国際的な制裁が有効である時代はもう終わっている
Lecture 39 民主主義平和論は机上の空論である
Lecture 40 民主主義体制を外部から押しつけることはできない
Lecture 41 西洋の価値観こそ普遍的だと考えるのは間違っている
Lecture 42 「道徳的」介入は内政干渉の道具として利用されやすい
Lecture 43 現実主義の政治が道徳性を犠牲にするとは限らない
Lecture 44 「強権国家」ロシアでも民主主義体制は根づくことができる
Lecture 45 イスラム圏で民主化が進まない原因は宗教ではなく地政学的・歴史的経緯にある
Lecture 46 アフリカでも絶対的権力の時代は終わった
Lecture 47 テロは脅威だが、重大視し過ぎてはいけない
Lecture 48 テロ対策のための反民主主義的政策は逆効果になり得る
Lecture 49 テロへの理解なしに解決はあり得ない
Lecture 50 イスラム教徒とテロリストを同一視するのは間違っている
Lecture 02 専門家に聞いても国際情勢は理解できない
Lecture 03 グローバリゼーションは「抵抗できない力」ではない
Lecture 04 国境問題はいまだに存在する
Lecture 05 国家は今もなお国際舞台で中心的な役割を担っている
Lecture 06 「国際社会」は存在しない
Lecture 07 国際的な構造変化は9・11以前から起きている
Lecture 08 世界は一極体制になり得ない
Lecture 09 国連は無力ではない
Lecture 10 武力行使ではなく外交交渉こそが最善の道である
Lecture 11 世界の状況は「悪くなる一方」ではない
Lecture 12 西洋が直面しているのは「危機」ではなく均衡の回復である
Lecture 13 フランスは国際問題の取り組みで存在感を保っている
Lecture 14 フランス外交の独自路線は今なお健在である
Lecture 15 「見捨てられた大陸」アフリカは今や世界の注目の的である
Lecture 16 地球温暖化問題の解決に国際的規制が不可欠である
Lecture 17 スポーツの世界大会には明らかに戦略的・地政学的影響力がある
Lecture 18 陰謀論よりも各国の影響戦略こそ警戒すべきである
Lecture 19 巨大多国籍企業でも公共政策にまでは関与できない
Lecture 20 メディアは世論を誘導できないし、むしろ縛られている
Lecture 21 「オバマがアメリカを弱くした」という批判は見当違いである
Lecture 22 ドナルド・トランプこそがアメリカを弱体化させている
Lecture 23 プーチンが世界に及ぼす影響力は限定的である
Lecture 24 中国が世界を支配する可能性は限られている
Lecture 25 ヨーロッパにおける各国間の連携は改善に向かっている
Lecture 26 ヨーロッパは「ドイツの独擅場」ではない
Lecture 27 ブレグジットはEUの有用性を逆説的に証明する
Lecture 28 中国とロシアは、互いに同盟関係を望んでいない
Lecture 29 国家の安定にとって「軍事力は不要」とは言い切れない
Lecture 30 「ならず者国家」とは「アメリカの外交政策に逆らった国」に過ぎない
Lecture 31 冷戦の論理は今日の世界でもはや通用しない
Lecture 32 イスラム圏と西洋は良好な関係で共存しうる
Lecture 33 イスラエル・アラブ間の和平は原理的には可能である
Lecture 34 アラブ世界の対立は宗教的動機よりも国家と戦略に起因する
Lecture 35 核保有国の増加が「世界の危機」を意味するわけではない
Lecture 36 北朝鮮によって度々緊張が高まっても、第三次世界大戦にまでは至らない
Lecture 37 アメリカと中国はライバルであると同時にパートナーでもある
Lecture 38 国際的な制裁が有効である時代はもう終わっている
Lecture 39 民主主義平和論は机上の空論である
Lecture 40 民主主義体制を外部から押しつけることはできない
Lecture 41 西洋の価値観こそ普遍的だと考えるのは間違っている
Lecture 42 「道徳的」介入は内政干渉の道具として利用されやすい
Lecture 43 現実主義の政治が道徳性を犠牲にするとは限らない
Lecture 44 「強権国家」ロシアでも民主主義体制は根づくことができる
Lecture 45 イスラム圏で民主化が進まない原因は宗教ではなく地政学的・歴史的経緯にある
Lecture 46 アフリカでも絶対的権力の時代は終わった
Lecture 47 テロは脅威だが、重大視し過ぎてはいけない
Lecture 48 テロ対策のための反民主主義的政策は逆効果になり得る
Lecture 49 テロへの理解なしに解決はあり得ない
Lecture 50 イスラム教徒とテロリストを同一視するのは間違っている
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