国際関係戦略研究所所長
1956年2月パリ生まれ。地政学者。1991年、地政学と戦略のシンクタンク国際関係戦略研究所(略称IRIS。Iris-france.org)を設立。現在は所長。パリ第8大学ヨーロッパ研究所で教鞭をとる。地政学の分野で著名なフランス人スペシャリストの一人であり、フランスのみならず海外メディアでも常に意見を発信している。専門は核兵器、イスラエル・パレスチナ問題、スポーツの地政学(主にサッカー)である。編著書は50冊に及ぶ。
日本で翻訳されているのは『最新 世界情勢地図』(ディスカヴァー)。他、“Comprendre le monde. Les rélations internationeles éxpliquées a tous”(世界を理解しよう。国際関係が全てを教えてくれる)など多数。
世界紛争地図
2420円 (税込) ※1
発売日:2020/9/25
ISBN:978-4-7993-2665-7
Product description 商品説明
アメリカと中国、中国と台湾、イギリスとEU、ロシアとウクライナ、
アフガニスタン、イラク、シリア、南スーダン
ベスト&ロングセラー『最新 世界情勢地図』著者が詳細解説!
紛争の原因・現状・予測されるシナリオ
著者による序文から
紛争がすべて解決された平和な世界というものは、残念ながらまだ現実からほど遠く、希望の域に留まっている。
危機や紛争は世界で今もなお発生し続け、21世紀初頭以降、世界的な緊張がトップニュースを飾らない日はほとんどないくらいだ。
わたしたちは、前に発行した『増補改訂版・最新世界情勢地図』のなかで、
この世界を成り立たせている基本理念、原動力、そして世界についての多様な解釈について述べた。
本書では、現在世界を揺るがしている危機と紛争について解説している。
ただし各国の武力衝突のなかでも、純粋に国内勢力だけの対立によるものは扱わず、
何らかの国外勢力から介入を受けたものに絞った。
外国の影響がきっかけで発生し激化しているこれらの危機や紛争は、
国際社会と密接な関わりを持ち、その波紋を世界中に広げている。
第1部では、危機のさまざまな原因の究明を試みた。
第2部では、現在起きている危機について、その背景、問題点、現状、今後予想される展開について述べている。
第3部では、紛争の解決にあたってどんな対策が可能であるかを検証している。
わたしたちは評価を下すのではなく、現状を理解し読み解くための鍵を提供しようと思う。
ひとつひとつの危機や紛争に光を当てることによって、読者の皆さんが状況を俯瞰して、
何が原因となっているのかを理解し、その進展を予測する助けになるのならば、
わたしたちの目的は達せられたことになるだろう。
アフガニスタン、イラク、シリア、南スーダン
ベスト&ロングセラー『最新 世界情勢地図』著者が詳細解説!
紛争の原因・現状・予測されるシナリオ
著者による序文から
紛争がすべて解決された平和な世界というものは、残念ながらまだ現実からほど遠く、希望の域に留まっている。
危機や紛争は世界で今もなお発生し続け、21世紀初頭以降、世界的な緊張がトップニュースを飾らない日はほとんどないくらいだ。
わたしたちは、前に発行した『増補改訂版・最新世界情勢地図』のなかで、
この世界を成り立たせている基本理念、原動力、そして世界についての多様な解釈について述べた。
本書では、現在世界を揺るがしている危機と紛争について解説している。
ただし各国の武力衝突のなかでも、純粋に国内勢力だけの対立によるものは扱わず、
何らかの国外勢力から介入を受けたものに絞った。
外国の影響がきっかけで発生し激化しているこれらの危機や紛争は、
国際社会と密接な関わりを持ち、その波紋を世界中に広げている。
第1部では、危機のさまざまな原因の究明を試みた。
第2部では、現在起きている危機について、その背景、問題点、現状、今後予想される展開について述べている。
第3部では、紛争の解決にあたってどんな対策が可能であるかを検証している。
わたしたちは評価を下すのではなく、現状を理解し読み解くための鍵を提供しようと思う。
ひとつひとつの危機や紛争に光を当てることによって、読者の皆さんが状況を俯瞰して、
何が原因となっているのかを理解し、その進展を予測する助けになるのならば、
わたしたちの目的は達せられたことになるだろう。
Index 目次
第1部 紛争はなぜ起こるのか
平和な世界という幻想
いつまでも続く危機と紛争
紛争の原因は不変
過ちは高くつく
大国の欲望が衝突するとき
国家間紛争と国内紛争
破綻国家
世論と紛争
優先すべきは現実主義
第2部 各地の危機と紛争
ヨーロッパの危機と紛争
危機に直面するヨーロッパ
コソボ
バルカン半島
アルメニア/アゼルバイジャン
トルコ/アルメニア
トルコ/クルディスタン
ロシアの危機と紛争
強いロシアへの回帰
ロシア/ウクライナ
ロシア/ジョージア
ロシア/バルト三国
チェチェンと北コーカサス
南北アメリカの危機と紛争
アメリカ合衆国
キューバ/アメリカ
メキシコと中央アメリカ
コロンビア
ベネズエラ
中東の危機と紛争
イスラエル/パレスチナ/アラブ諸国(前編)
イスラエル/パレスチナ/アラブ諸国(後編)
シリア
レバノン
イスラエル/イラン
イラン/アメリカ
イラン/サウジアラビア
リビア
イラク
イエメン
カタール/サウジアラビア
アフリカの危機と紛争
西サハラ
マリ/サヘル地域
ナイジェリア
コンゴ民主共和国(RDC)
アフリカ大湖地域
南スーダン
中央アフリカ共和国
エチオピア/エリトリア
ソマリア
アジアの危機と紛争
中国の(平和的な?)台頭
東シナ海と南シナ海における緊張関係
中国/台湾
中国/日本
チベット
新疆
朝鮮半島
ミャンマー
アフガニスタン
中央アジア
インド/パキスタン
第3部 想定される未来
第一のアクターは当分のあいだアメリカ
EUは自信を持ちすぎていた
ロシアの目覚め
中国を筆頭に、新興国は上昇を続ける
多国間主義の未来は?
重みを増す世論の影響
グローバル化する新たな脅威
新たな解決法はどうやって見出せばよいのか
見かけに反して、紛争は減少している!
平和な世界という幻想
いつまでも続く危機と紛争
紛争の原因は不変
過ちは高くつく
大国の欲望が衝突するとき
国家間紛争と国内紛争
破綻国家
世論と紛争
優先すべきは現実主義
第2部 各地の危機と紛争
ヨーロッパの危機と紛争
危機に直面するヨーロッパ
コソボ
バルカン半島
アルメニア/アゼルバイジャン
トルコ/アルメニア
トルコ/クルディスタン
ロシアの危機と紛争
強いロシアへの回帰
ロシア/ウクライナ
ロシア/ジョージア
ロシア/バルト三国
チェチェンと北コーカサス
南北アメリカの危機と紛争
アメリカ合衆国
キューバ/アメリカ
メキシコと中央アメリカ
コロンビア
ベネズエラ
中東の危機と紛争
イスラエル/パレスチナ/アラブ諸国(前編)
イスラエル/パレスチナ/アラブ諸国(後編)
シリア
レバノン
イスラエル/イラン
イラン/アメリカ
イラン/サウジアラビア
リビア
イラク
イエメン
カタール/サウジアラビア
アフリカの危機と紛争
西サハラ
マリ/サヘル地域
ナイジェリア
コンゴ民主共和国(RDC)
アフリカ大湖地域
南スーダン
中央アフリカ共和国
エチオピア/エリトリア
ソマリア
アジアの危機と紛争
中国の(平和的な?)台頭
東シナ海と南シナ海における緊張関係
中国/台湾
中国/日本
チベット
新疆
朝鮮半島
ミャンマー
アフガニスタン
中央アジア
インド/パキスタン
第3部 想定される未来
第一のアクターは当分のあいだアメリカ
EUは自信を持ちすぎていた
ロシアの目覚め
中国を筆頭に、新興国は上昇を続ける
多国間主義の未来は?
重みを増す世論の影響
グローバル化する新たな脅威
新たな解決法はどうやって見出せばよいのか
見かけに反して、紛争は減少している!
※1 店舗ごとの消費税の端数の計算方法の違いによっては、お会計額に誤差が生じる場合があります。